録画機能付き防犯カメラのおすすめ5選

家族の安全や防犯のために防犯カメラを設置する方も多いと思います。設置するだけで抑止力は上がりますが、何が起こったか分かるように録画機能があると安心ですよね。

防犯カメラの録画時間は、録画する機器や設定により録画期間が異なります。ここでは防犯カメラの録画方法や選び方のポイントなどを紹介します。

録画機能付き防犯カメラの特徴とメリット

録画付き防犯カメラは防犯カメラに映った映像を撮影し録画します。録画に必要な基本的なものは、防犯カメラ・カメラ用電源アダプター・映像、電源延長ケーブル・デジタルビデオレコーダー・監視用モニター・モニター出力ケーブルです。

録画方法は「HDD・SSD・SDカード・クラウド」の4種類があります。録画する機器によって録画期間やコストなどが違います。それぞれ容量や価格に違いがあるので、目的に合ったものを選びましょう。

HDD(ハード・ディスク・ドライブ)以下HDD

HDDは高速回転する円盤(プラッタ)にデータを読み込んだり書き込んだりします。大容量の映像を長時間録画でき、繰り返し上書き可能です。

カメラ1台で使われるHDDは2TB(テラバイト)が一般的で2週間~1カ月ぐらい録画できます。ただし、カメラの台数が多い場合やHDカメラのような画像がより奇麗なものを選ぶと録画時間は短くなり、1週間ぐらいしか録画できません。

録画の保存期間を長くとりたい場合はHDDの容量を4TB、8TBと大きくするか、録画を24時間撮影ではなく人が動いた時だけ撮影するように設定してください。

メリット

  • データ容量が大きい
  • 価格はデータ容量から見ると安価

デメリット

  • 構造的に衝撃に弱い
  • 消費電力が大きい

SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)以下SSD

SSDはUSBメモリーのように内蔵しているチップにデータを書き込みます。HDDより高速で読み込んだり書き込んだりすることができ、静音性に優れています。

SSDには駆動部分がないため衝撃にも強く壊れにくいです。熱や消費電力が少なく、薄くて軽いのが特徴です。

メリット

  • HDDよりデータの保存が早く静か
  • 衝撃に強いので屋外カメラに向いている
  • 様々な形状があるので軽量化している
  • 熱や消費電力が少ない

デメリット

  • データ容量がHDDより少ない
  • データ容量からすると価格が高い

SDカード

カメラ本体にSDカードを差し込み録画を記録します。とても手軽で価格も安いです。カードを抜いてパソコンで映像を確認することができます。しかしデータ容量が小さく録画期間が非常に短いです。数日すると録画画像がいっぱいになり、頻繁に確認しなくてはいけません。

メリット

  • 映像を記録するための配線がいらないため手軽に設置できる
  • HDDなどより低コスト
  • SDカードに録画することで、録画に必要なソフトをインストールしたり、カメラに合った録画機を買う必要がないため価格が安い。

デメリット

  • SDカードをカメラ本体から抜いて持ち去られることがある(対処法としては、手の届かない高い所に設置するか、SDカードの挿入部分を見えない位置に設置するなど工夫が必要)
  • 保存できるデータの容量が少ないため、チェックしたい日のデータが消えている場合がある。(カメラの台数や録画条件にもよるが、32GBのSDカードを装着した場合、おおよそ96時間程度の録画が可能)
  • カメラ本体にSDカードを取り付けた場合、設置する場所によっては手軽に取り出すことができない

クラウド

ネットワーク(IP)カメラでインターネットに接続して、クラウド上(インターネット)に映像を保存するカメラのことです。クラウド保存にする場合はインターネット環境が必須です。ネットワークカメラは「カメラとパソコンが一体」になっているので離れた場所からも映像を見ることができます。

そしてクラウド保存なので録画機が不要です。そのため録画機を盗まれたりする心配がありません。

携帯やパソコンから「クラウド専用のアプリ」をダウンロードしクラウドサービスと契約します。提供する会社に応じて月々の画像保存料がかかります。カメラ一台に画像保存料がかかるので複数カメラがある場合はランニングコストが高くなることがあります。

メリット

  • どんなに離れていてもインターネットがあればどこからでも操作可能
  • クラウド保存なので録画機が不要
  • 録画機のメンテナンスが不要
  • 万が一防犯カメラを壊されても保存データが残る
  • 携帯やパソコンからいつでも映像を見ることができる
  • アップデートされ最新の性能にできる

デメリット

  • インターネットの接続が切れると映像の保存ができない
  • カメラ1台に画像保存料がかかるので、カメラの台数が多く長期間利用する場合は、他の方法よりランニングコストがかかることがある

録画付き防犯カメラの形状の種類

防犯カメラの種類は大きく分けて5種類あります。

  • 箱型カメラ
  • ドームカメラ
  • ネットワークカメラ
  • 赤外線カメラ
  • 小型カメラ

箱型カメラ

箱型のカメラは威圧感が強く、不審者や空き巣対策に向いています。夜間に強いものや100メート先も撮影できるものもあります。

ドームカメラ

丸くて可愛らしい形なので威圧感があまりありません。家の雰囲気を壊したくない方へ向いています。広角レンズを使用しているため箱型カメラより広範囲を撮影することができます。レンズの性能は箱型カメラより落ちます。1台で広範囲を撮影したいときにおすすめです。

ネットワークカメラ(PTZカメラ)

ネットワークカメラは手軽に携帯やパソコンから映像を見ることができ、録画機が必要ありません。防犯カメラとしての用途としてだけでなく、見守り・監視・モニタリングとしても幅広く使えます。

カメラ1台1台がIPアドレスを持っていて、カメラで撮影した画像をパソコンに送ることもできます。カメラとパソコンの機能が一体になっています。セキュリティーにも優れており画像もとてもきれいです。

機種によっては相手との会話が可能なので、見守りの時や宅配の応対などに便利です。

赤外線カメラ

屋外設置に向いていて夜間でも撮影が可能です。円形状のカメラ(パレットカメラ)で夜間に赤外線が照射され、白黒で撮影されます。機種によって赤外線の到達距離が違い、明るく遠くまで撮影できるものもあります。

小型カメラ

小型カメラは繰り返される犯行やいたずらの犯人を特定したい時に便利です。不審者や犯人に気づかれずに犯行の証拠を残せます。

ペットやお子さんに見つかって壊されることなく、見守りにも使えます。

録画機能付き防犯カメラの選び方

防犯カメラは様々なタイプがあり何を選らんでいいか迷いますよね。防犯カメラの種類や機能から目的に合ったものを選びましょう。

種類・機能で選ぶ

  • 防犯のために不審者などを威嚇したい場合は箱型のカメラを選ぶと良いでしょう。
  • 1台で広範囲を撮影し外観に溶け込むようなものが良ければドーム型のカメラを選びましょう。
  • 携帯やパソコンからカメラのレンズの向きを右や左に動かしたり、録画機を使わずに専用のソフトで録画したい方はネットワークカメラを選びましょう。
  • 夜間の撮影に向いているものが良ければ赤外線カメラを選びましょう。
  • 犯人に気づかれずに撮影をしたい場合は小型カメラを選びましょう。

録画時間のサイズを節約

録画時間も考えて防犯カメラを選んだのに、思っていたより録画時間が短い場合があります。それは防犯カメラの機能や設定によるものかもしれません。おかしいなと思ったら設定を確認してみてください。

防犯カメラの台数で録画時間が変わる

防犯カメラの台数が多いと録画するデータ量も増えます。録画できる容量をカメラの台数で分け合うっことになるので、録画時間が短くなります。

画質が録画期間に影響する

防犯カメラの種類によって画質が違いますが、奇麗に映るように画質を上げていると録画時間に影響があります。画質を下げると録画保存の期間が長くなりますが、落としすぎると犯人の顔が分からないなどの不都合も出できます。高画質の画質調節はあまり影響がないといわれています。

フレームレートの設定

フレームレートの設定も録画時間に影響が出ます。フレームレートとは、防犯カメラが1秒間に録画するコマを何コマにするか設定できる機能です。映像はパラパラ漫画のように写真を何枚もつなげてできています。そのコマ数を少なくすることで録画時間を延ばすことができます。

単位はfpsで、30fpsで人間の目にはスムーズな映像に見えるようです。テレビの映像がおよそ30fps程度です。数字が小さいほど1秒間のコマ数が少なくなり録画時間が少なくなります。防犯カメラで一連の動きが確認したい場合には「24~30fps」に設定することがありますが、一般的には「3~5fps」程度に設定されることが多いです。

動体検知機能

防犯カメラは犯罪がいつ起こるかわからないので、24時間休まず電源が入っているのが基本です。一瞬の犯行を見逃さずに録画するためには24時間録画する必要がありますが、録画記録も膨大な量になります。

そこで、動体検知機能活用してみましょう。動体検知は動いたものだけに反応して録画してくれます。動いた時だけ録画してくれるので見返すのも簡単ですし、録画期間の節約にもなります。

防犯カメラの機種によっては、動いた時だけではなく少し前から録画することができるものもあります。

映像や動きに変化があったときに携帯に知らせる機能のものもあり犯罪を初期段階で対処することができます。

人通りが多い所ではなく、動きが少ない玄関内外や駐車場、閉店後のお店の中などに向いています。

録画機付き防犯カメラおすすめ5選

ここではおすすめを5つ紹介します。

COOAU 防犯カメラ B07X5V5TPD

出典Amazon

ワイヤレス ネットワークカメラ(IPカメラ)です。ワイヤレスなので初心者でも簡単に設置できます。画像がとてもきれいで、暗視機能にも強く夜でも鮮明に撮影できます。

同じアカウントを入力すれば、どんなに離れていても家族みんなで映像を共有することができます。コンパクトで多機能なのでコスパが良いです。

YESKAMO 防犯カメラ JP-AM-03

出典Amazon

Wi-Fi バッテリーカメラです。130°超広角カメラなので広い範囲を撮影できます。強力磁石式スタンドでネジ止め不要なので設置が簡単で、壁に穴をあけなくて大丈夫です。充電可能なバッテリー式なので、電源アダプターやネットワーク等配線不要です。

SV3C防犯カメラ B06W-5MP-HX

出典Amazon

500万画素の映像がとても奇麗で、車のナンバーなど細かい部分も鮮明に映ります。

YESKAMO 防犯カメラ JP-NK03-10804-2TB

出典Amazon

電源を入れるだけでカメラとタブレットの自動マッチング。容量も2TBと複数カメラ向き。

Hiseeu 屋外セキュリティカメラ ZXL0002

出典Amazon

初心者でも簡単に遠隔監視可能です。

まとめ

ここでは録画付き防犯カメラの種類や選び方について紹介しました。「威嚇のために使いたい」「主に夜間に使いたい」など目的に合った防犯カメラを選んぶことで機能を生かすことができます。大切な人を守るために最適な防犯カメラを見つけてください。

上部へスクロール