防犯カメラを玄関だけでなく、駐車場や侵入経路にもなりやすい人通りの少ない道路側などにも設置したい場合は複数台設置しなくてはならなくなります。そんな時1台ずつ防犯カメラを購入するより、複数台セットになったものを購入するほうが価格がお得です。
また、配線に必要なケーブルを自分で探すのは大変ですが、セットになっていると防犯カメラや録画機と合ったものが入っているのっで探す手間が省け間違いがありません。ここでは録画機とセットの防犯カメラのメリットなどを紹介します。
防犯カメラの特徴とメリット・デメリット
録画機セットだと長時間録画した映像をまとめてみることができ、複数台の防犯カメラの映像も保存することができるます。しかし、カメラに合った録画機を選ばないと録画できないことがあります。なぜかと言うとカメラによって映像を送受信するデータ信号が違うため録画できないので、防犯カメラに合った録画機を選ぶ必要があります。
しかし、どの録画機が防犯カメラに合ったものかを見極めるのは難しいですよね。そこで防犯カメラと録画機がセットになっているものが間違いありません。そしてセットのほうがお得に購入できる場合があります。複数台購入予定かたくさん録画したくて録画機が必要な場合にはセットで売られているものをおすすめします。
防犯カメラの画質の良い順に「TVI」→「CVI」→「AHD」となります。同じ200万画素でも「TVIの」200万画素」と「AHDの200万画素」ではTVIの200万画素のほうが画質が奇麗です。そして、高解像度だと人物の顔や車のナンバーまではっきり映すことができるので証拠としても十分な威力を発揮します。
メリット
- 自分でカメラに合ったものを選ぶ必要がないので間違いがないですし、探す時間の短縮になります
- セット売りのほうが価格が安い。後から複数台設置する予定ならセット売りのほうが安くなる可能性がある。
- SDカードに比べると録画機のほうが耐久性が長い。
- 高い所に設置した防犯カメラの場合、SDカードの取り換えが大変なので録画機付きなら取り換える手間がSDカードほどかからない。
- 録画を長期保存するならSDカードより録画機のほうが優秀。SDカードの構造上、長期保存とデータの読み込みや書き込みを多用すると劣化が早いため、録画機付きのほうが長期的に使いたい人向け。
- 画質や圧縮方法によっても違いますが、録画時間は標準設定だと約1カ月ぐらいです。容量が大きいので保存期間が長く、過去何日間もさかのぼって映像を確認することができます。
デメリット
- 防犯カメラのスペースとは別に録画機を設置しなくてはいけないので、スペース確保ができない場合はあまりおすすめしない
- 防犯カメラ単体で使うものより配線がたくさんあるので苦手な方にはめんどくさい。IPカメラだと配線がなく無線で設定することができるが、ネットワークがないとつかうことができない。
- 防犯カメラと同様に長期的に使うならメンテナンスが必要になる
私のおすすめ
防犯カメラと録画機のマッチングがすでにしてあるので電源を入れるだけで映像を見ることができます。最大8台まで増設可能なので後からカメラを増やしたいと思ったときも簡単に設定し設置することができるので安心です。スマホやパソコンからどこからでもアクセスすることができ、1つの画面に4つの映像を映すことができるので監視する時に便利です。
アナログカメラとデジタルカメラの違い
・アナログカメラ
アナログカメラは画像の記録・保存をアナログデータで出力します。アナログカメラで撮影した映像はVHSビデオテープやハードディスクに保存することができます。インターネットに接続せずに使うので映像が安定していますがデータの保存等に時間がかかります。
・デジタルカメラ
デジタルカメラは画像の記録・保存をデジタルデータで出力します。デジタルカメラで撮影した映像はDVDやSDカードに保存することができます。電波が悪い時には映像が乱れることがありますがデータの転送等は速いです。最近は携帯や撮影するカメラなどのほとんどがデジタルカメラです。
・AHDカメラ
デジタル映像をアナログに変換して画質を良くすることができます。AHDカメラは機器の入れ替えを考えている人におすすめです。アナログカメラに対応しており今まで使っていた既存の防犯カメラや配線を利用することができます。そのため配線の工事が必要なくなるので導入のコストが下がります。
注意する点は、録画機(レコーダー)を選ぶときにはAHDカメラに対応した録画機を選んでください。録画機には「従来のアナログカメラ」「AHDカメラ」「IPカメラ」に対応したハイブリットタイプもあります。今まで使っていたカメラや配線を残したまま新しく防犯カメラを導入するなら、どの防犯カメラにも対応したハイブリットタイプを選ぶのがおすすめです。
・POE供給
POEとは(Power over Ethernet)パワーオーバーイーサネットの略で、ポエではなく(ピーオーイー)と読みます。イーサネットケーブル、つまりLANケーブルで電力を供給する技術です。LANケーブルがあれば電力が供給できるので防犯カメラで電源をとる必要がありません。なので高い天井や電源が取れないところでも防犯カメラを設置することが可能です。
・8ch・16ch
防犯カメラとレコーダーのセットですが複数台設置したい人におすすめです。録画機が8chや16chとなっているものは、その数だけ防犯カメラを接続することができます。8chなら最大防犯カメラを8台まで増やして接続することができます。
防犯カメラの選び方
防犯カメラを選ぶときは目的をはっきりさせることが大切です。
目的から選ぶ
どのような目的でどこに設置したいかによって選ぶ防犯カメラが変わってきます。例えば「玄関に設置したい。目的は子どもたちの帰宅時を見守りたい。」だとすれば、「画質は普通ぐらいで双方向音声が付いたものが良いな」など、どのような機能がほしいかがあると思います。あなたの目的に合わせたものを選ぶようにしてください。
設置する場所から選ぶ
「オフィスに設置する場合」受付や会議室、執務室内、重要書類をまとめた場所等に設置するのが良いでしょう。人通りをチェックすると共に重要な書類等の管理にも使えます。
「店舗に設置する場合」駐車場やレジ付近、フロア全体、事務所内等がおすすめです。人の出入りや従業員の接客態度を確認するのにも使えますし、お客様の動向もチェックすることで犯罪防止にもなります。
「自宅に設置する場合」玄関だけでなく勝手口や駐車場、人通りの少ない道路側などに設置するのがおすすめです。防犯目的もありますが、家族を見守ることもできます。
カメラの形
主なカメラの形には四角い形の「ボックス型」と丸い形の「ドーム型」があります。それぞれの特徴を紹介します。
・ボックス型カメラ
誰が見ても防犯カメラとわかるのが四角い形のボックス型のカメラです。設置してあると緊張して悪いことをしてないのにドキドキしますよね。このようにボックス型の防犯カメラは威圧的で防犯効果が高いです。不審者や犯罪を起こそうとしている人に対してしっかりと見える位置に設置することが大切です。ドーム型より映せる範囲が狭いので死角ができないようにもう1台設置するか、玄関や侵入経路に設置することをおすすめします。
・ドーム型カメラ
映像の画質
ドーム型のカメラは設置してあるのに気づかれにくく家の外観を損なわずに設置することができます。PTZカメラだとカメラのレンズを上下左右に動かしたり、拡大することもできます。カメラのレンズがどこを向いているのか分かりにくいため侵入者に映っているかもしれないと思わせることができます。しかし、威圧感がないため威嚇目的には向いていません。
カメラの映像の画質には30万画素や200万画素などの単位で表されています。映像は小さな点の集合体です。その数が多いほど映像が鮮明できれいです。200万画素ということは200万個の点(ピクセル)が1つの画像にあるということです。
人物の顔や車のナンバーをしっかり撮影したい場合には拡大した時に映像が乱れないように画素数が高いものが良いでしょう。そして解像度が高いものだとさらに画像が鮮明です。
解像度とは「画像の密度」のことです。解像度を表す単位は一般的に「dpi」です。dots per inch(ドット・パー・インチ)の略で、1インチの中にドット(点)がどれだけ含まれているかということです。解像度が高いものは同じ面積でもドットの数が多いということです。防犯カメラを設置する目的から画素数と解像度を選びましょう。
一般的に防犯カメラの画素数は100~500です。解像度は300~300dpiぐらいです。映像の一部を拡大したいなら高解像度のものをおすすめします。
赤外線の有無
夜間の撮影に適した赤外線が付いているかどうか購入前によく確認してください。目的によっては夜間の撮影や暗い所での撮影が主になることもあるでしょう。赤外線で夜でもしっかり撮影できると安心ですよね。赤外線暗視型のカメラだと一切の光がなくても撮影することが可能です。まぶしい光も出ないのでご近所に迷惑になることもありません。防犯カメラを目立つことなく設置したい時にもおすすめです。
広角レンズ
広角レンズとは焦点距離が短く画角が広いカメラのことです。撮影できる広い範囲にピントを合わせやすく遠近感が出やすいです。被写体を中心に広い範囲にピントが合うので人物と状況をしっかり撮影することができます。玄関などの出入口に設置すると1台で広い範囲が撮影できるので死角を作りにくいです。
気になる価格
防犯カメラは一般的に1台で「1万円以下のものから5万円ぐらい」が主流です。安いから選ぶのではなく、自分に必要な機能がどれなのか考え、価格を予算内に収めるように選んでください。
防犯カメラおすすめ5選
A-ZONE 防犯カメラ B14
いつでもどこでも携帯で簡単に画像を見ることができます。画像も音もきれいでTVにつないで見ることもできます。カメラの電源さえあれば接続可能なので面倒な配線工事が不要です。不審者を検知するとすぐにメールが届くので安心です。
YESKAMO 防犯カメラ JP-NK03-10804-2TB
300万画素の高画質で細部まできれいに撮影することができます。2TBのハードディスクも付いているもで、自分で合うものを探す手間がありません。パソコンで画像を見るっことができ保存することもできます。USBをつなぐこともでき、膨大な録画記録を残しておくこともできます。これだけの機能が付いているのにコスパが最高です。
OOSSXX POE防犯カメラセット
接続が極めて簡単です。LANケーブルでカメラと本体を接続するだけで使用することができます。配線が苦手な方におすすめです。複数台で同時に映像を見ることが可能なので、複数人で利用したい方には便利な機能です。
YESKAMO 防犯カメラ JP-TJ15-10804-2TB
最新のシステムが搭載しており、人感センサー、発光とカメラ音声、警報とカラー映像という多彩な機能を持っています。PIRセンサーが搭載し、物理的な熱感応により動体検知して録画を始めます。不審者をとらえると発光するので夜でもカラーで録画することができます。
A-ZONE 300万画素タイプ防犯カメラ AZ-F5C440-N1-FBA
300万画素タイプの防犯カメラで、1TBのハードディスク付きです。双方向音声付きなので家での様子を見るだけでなく、会話をすることができます。発行ライトが付いているので威嚇になると同時に証拠の鮮明さが違います。
まとめ
ここでは録画機能付きの防犯カメラを紹介しました。ハードディスクが付いているものや配線不要のものなど様々な防犯カメラの中から、どれが気になりましたか?あなたが困っていることや心配していることが解決できるような機能の付いた防犯カメラを選んでください。